コラム/パブリシティ Column / Publicity
Artist Talk vol.1
活動弁士:麻生 八咫(あそう やた) 言葉のチカラ 第一幕

1952年生まれ。獨協大学卒業後、一人芝居「日傘と剃刀」を日本全国で400回以上公演。
徳川夢声とともに活躍した最後の弁士・池俊行氏の活弁「坂本竜馬」との感動の出会いにより活弁士となる。
1995年 伊・パルマ市にて文化庁主催「ジャパン映画フェスティバル」で活弁公演。
1998年 活弁界初の文部大臣賞受賞。
2005年2月 浅草で活弁教室始まる。
2008年2月 「麻生八咫・子八咫ファンクラブ」発足。
世界一周の船上公演でも活躍。活弁公演・活弁教室を全国展開中。
http://www.katsuben.com/

麻生八咫氏は今や少ない活動弁士である。活動写真… 明治大正の頃、持ち込まれたサイレント映画。文字通り、映像はあるものの、 出演者のセリフ音声は付いていない。デジタルエフェクト無しではあり得ない今日の映画と比べて、アナログの持ち味に富んだサイレント映画は むしろ新鮮な迫力を感じる。音声が無い分、物語のあらすじや場面の演出をライブの語りで演出する。それが活動弁士の役割だ。
麻生氏は海外国内の名作の多くをレパートリーとしており、一方、CMやイベントにも出演、新しい取り組みも行っている。
活弁士という芸能、エンターテインメントなど、様々なハナシを聞いた。
(interview:O.B.J. Planner 今井コウジ/小林清志)
今井・小林 お久しぶりです。
麻生 こんにちは。
今井 今日はO.B.J.のWebのインタビューもあるのですが、企画のハナシもしたいんですよ。
麻生 どうぞ!
今井 活弁ってというと、今日やる場所もそんなにふんだんにある訳じゃないし、やる人も多くないですよね。
そこで活弁というもの自体を紹介していきたいのですが、その時に何かこう‘ひと捻り’した形で活弁を企画としていきたいと思うんですよ。
麻生 いいですね。
今井 例えばこちらで無声映画を作って、それを八咫さんにしゃべって貰えませんか、みたいな事です。
もちろん内容は考えなくてはなりませんが、例えばキートンやチャップリンが出ているところに、何故かハナ肇が出てくる、とか。
普通のスタンダードの作品では絶対あり得ない、今生きている人、死んでいる人、とにかく世界中や宇宙のコメディアンが 一同に会するようなハナシとか。そういうバカらしいものを作ったときに、「何かアホらしいけども、八咫さんがやったら 絶対面白くなるだろうな」みたいなスタンスなんです。
麻生 面白いですね。新しい活弁ができるなぁ(笑)